「映画『ゴーストライダー』は、悪魔との契約により地獄のバイク乗りへと変貌する主人公の物語。しかし、そのスリル満点のアクションシーンの裏には、B級映画ならではの突っ込みどころ満載の展開が潜んでいます。強烈な特殊効果と突飛なキャラクターたちが織り成すカオスな世界を、この記事ではあらすじとともに徹底的にネタバレ。バイク好きの方も、そうでない方も、ぜひこの『ゴーストライダー』の魅力に迫ってみてください。」
ゴーストライダー 映画 ひどい
この「ゴーストライダー」について”ひどい”とか”つまらない”という意見もチラホラあるようです。それはどこの部分なのでしょうか。
先ずは、若きジョニーが初めて悪魔メフィストフェレスと出会い、父の命をかけて相手の言うまま契約をしてしまう点が気になりました。
そんな風に出会って間もない人の怪しい言葉を、直ぐに受け入れてしまうなんて安直すぎると感じました。
しかしもしかしたらジョニーの事を利用したいと思ったメフィストが、そう行動するように頭の中を操作していたのかも知れません。
ゴーストライダーが敵対する相手となるのが、メフィストフェレスの息子・ブラックハートです。
その強敵っぽいブラックハートとゴーストライダーが対決するシーンでもちょっと気になった点がありました。
ブラックハートが沢山の悪の魂を取り込んでどれ程の戦いとなるのかと期待しましたが、あっけなく決着がついてしまいました。
そしてメフィストフェレスとの対峙でも、ジョニーが面と向かって敵対して行くという宣言をしたのにも関わらず、メフィストフェレスは何もせずすぐにそこから立ち去ってしまうのは、
どういう考えだったのか理解に苦しみました。
ゴーストライダー 強すぎ
強すぎると感じてしまうゴーストライダーですが、いったいどんな特徴を持っているのでしょうか。
先ずは、夜や日の当たらない暗い場所でしかその能力を発揮する事ができません。その変身には悪を感じる事がきっかけとなります。
犯罪者など今までやってきた悪が全てゴーストライダーには分かってしまい、それら被害者たちの苦痛を犯罪者本人に跳ね返す事が出来るのです。
それを贖罪の目（ペナンス・ステア）と言い、悪人がゴーストライダーの目を見てしまう事で発動します。
そしてゴーストライダーの全身をまとう地獄の炎（ヘルファイア）は、防御力と攻撃力を持ち、特に体に巻いているチェーンを炎化させて、相手を攻撃し燃やし尽くしたりします。
ゴーストライダー ネタバレ
ゴーストライダーの始まりは、昔カーター・スレイドという騎馬警官が罪を犯し絞首刑となっていたのを、メフィストフェレスがやってきて彼と契約をかわして、命を助けてもらう代わりにゴーストライダーとなったのが始まりでした。
悪に染まってしまった村人たちの魂を集めるように言われた彼は、それを反故にし契約書を持って逃げたのでした。
その契約書というのが「サン・ヴェンガンザの誓約書」で、千の悪しき魂を思うままに操る事ができるもので、それを使って父親メフィストフェレスを倒そうともくろむブラックハートの登場で、それに巻き込まれたジョニーが困難な道を進んで行く事となるのでした。
ゴーストライダー b級
この「ゴーストライダー」は人によって大きく好みが分かれてしまう作品なのではないでしょうか。
当方のバイク好きの家族内でも、私は「燃えるバイクかっこいい！」と娯楽映画として結構気楽に面白く観られ、B級とは思わないのですが、他の家族は「これはB級!?イマイチ好きではない」と意見が分かれています。
世間の評価も3/5点辺りが多そうです。
少し話がズレますが、「ゴーストライダー B級」というより「ニコラス・ケイジ B級」という話題の方が気になっています。
古くは「リーピング・ラスベガス」(1995年)で、彼はアカデミー賞などで主演男優賞を受賞しています。
そして「ザ・ロック」(1996年)～「天使のくれた時間」(2000年)など、数々の有名映画にも出演されています。
しかし近年ではB級作品に頻繁に登場する事態なのが気になっています。
それはどうしてなのか調べてみると、彼は出演作品の興行的な失敗と趣味に費やしたお金の事など、多額の借金に見舞われていたようで、その返済のため沢山の作品に出続けていたようです。
ネットの記事を見てみると、何でもかんでも出演していた訳ではなく自分なりに納得の行く作品を選んでいたようです。
当方もTVの深夜映画で沢山のニコラス・ケイジ作品を目にしてきましたが、それでも「何？このストーリー」という物も正直多く感じていて、でもそんな中でもたまに「意外と良かったかも」というのもあったりで、今後の彼の出演作品から目が離せない気分です。
ゴーストライダー 映画 あらすじ
悪魔メフィストフェレスがある思惑を持ってジョニーに近づき、不治の病を抱える父親の命を救う事を条件にジョニーと悪魔の契約を交わさせる事で、彼をゴーストライダーに仕立て上げます。
そしてメフィストフェレスを倒してのし上がりたい息子のブラックハートを阻止するため、ゴーストライダーを使わそうとしていくのです。
ゴーストライダー バイク
ゴーストライダー/ジョニーが駆るバイクは、父親の形見のバイクです。作中ではハーレー・ダビットソン・グレイスとなっています。
メフィストフェレスにより初めて呪いのかかったバイクに乗せられた時は、火を噴きながら街中をすごいスピードで疾走し、ウイリーをしたりと迫力があります。
それからはジョニーがゴーストライダーに変身して口笛を吹くと、どこかからバイクが走って来ます。
そしてそのバイクに手をかざすとおどろおどろしく変形をし、それもまた炎に包まれた状態になります。”ヘルバイク”と呼ばれています。
映画の中では、水上を走ったり、高いビルの壁面を垂直に登って行ったりと自在に操っています。
走った軌跡も点々と炎で彩られているのも特徴です。
