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『サイドバイサイド』ネタバレ~未山の死!誰の子供~意味不明?原作考察!

『サイドバイサイド』ネタバレ~未山の死!誰の子供~よくわからない?原作考察! エンタメ
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映画「サイドバイサイド」は、その静かな自然の描写や美しい映像美とは裏腹に、観客に多くの謎と疑問を投げかける作品です。物語の中心にいる主人公・未山と、彼の周囲にいる人物たちの複雑な関係性が描かれる中で、「未山の死」や「莉子の子供の父親は誰か」といった謎が徐々に浮かび上がります。しかし、これらの疑問に対する明確な答えが示されることはなく、観る者に解釈を委ねる形で物語は進んでいきます。

この映画は、観客の想像力をかき立てるように意図的に曖昧さを残し、誰が生きていて誰が死んでいるのか、未山がなぜ突然姿を消したのか、そして自然豊かな村で展開される日常のような非日常が持つ意味とは何か、様々な憶測を呼び起こしています。そんな映画「サイドバイサイド」の核心に迫り、未山の運命や物語に隠された謎について考察してみましょう。

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サイドバイサイド ネタバレ

主人公ミヤマは自然豊かな村で詩織と出会い恋に落ち詩織の娘の美々と三人で暮らしています。人の目には見えない誰かの思いが見えるという末山はその能力で周りの体調不良やトラウマを抱えている人を、癒やしてあげていました。(詩織の美々もその生霊が見えます)
ある日自分の隣に知らない男性が見えるようになります。その男性の雰囲気は今までのものとは違っていました。その男の想いをたどっていくと、それは置き去りにしていた末山の過去だったのです。生霊として現れた男は未山の後輩だとわかり、莉子という女性と生活していました。
昔未山は莉子がエスカレーターを踏み外し頭から落ちたときに姿を消したのです。理由はわかりません。

抜け殻のように何も話さない莉子を見かねて未山は自然豊かな家につれて来ます。そして未山と詩織、美々、莉子の奇妙な4人ぐらしが始まりました。
看護師の詩織が莉子の妊娠を察知しましたが、未山の子ではないようです。光と影がある4人の暮らしはとても不思議な空間で、莉子の着る服も黒から明るいものになり、少しずつ莉子自身も自然のおかげもあり明るさを取り戻します。

最終的には未山は牛にけられてなくなったらしいのですが、それもはっきり亡くなった描写もありません。未山はなくなったのか。それとも未山は元々なくなっていたのか。光と影、きれいな自然にゆったりした雰囲気な映画ではっきりとした答えはない日常のような非日常な物語です。

サイドバイサイド 未山 死

ラストのあたりで、未山は迷子になっていた牛を引っ張るのですが、逆に引っ張られ森林できえてしまいます。それは亡くなったということなのか、はっきりした描写がないので混乱する人も多いのですが、大体の人はここで牛に蹴られて亡くなったという解釈をされています。
もしかしたらはじめから未山は死んでいるのか。何か未山の儚さを持つ雰囲気がそう思わせているかもしれません。未山のことだけでなく、他にも誰が生きていて誰がなくなっているのか様々な憶測がされています。

サイドバイサイド 考察

この映画は見る人によって評価が分かれる作品で、未山と莉子に何があったのかは明確には明かされていません。断片的に表現がされているため、
はっきりした答えがないまま映画が終わったことで、考察をする人が多く存在します。現に映画の答えを探すかのようにパンフレットは完売されています。
予告に未山は「過去に向き合っていく」などとあったので、何故莉子のもとを離れたのか、未山は死んだのかどうかを不思議に思う人も多いです。もしかしたら、莉子が実はエスカレーターの事故のときに亡くなっているのか。という事も言われています。
また、未山の死には自然が関わっているのかもしれないと言う人もいまし。莉子に子供に関わるなにか酷いことをしたことで、自然を怒らせてしまったから、逆に美しい自然を多く映し出している。ポスターの未山の脳のなから自然を反転している表現がされているのも自然を怒らせた証拠だとも言われています。実際女性たちは未山がいない事で生き生きしている。と深い考察をされている方もいます。

後輩が未山のもとに生霊できたのは、莉子のことを好きなのに、莉子が過去の事から未山への想いが強く自分に向いてくれずに、強い怨念から未山のもとに出てきたと考える方もいます。
他にも色々なシーンで考察されているのも、この作品の不思議な魅力でもありますし、逆に意味がわからないからこそ、色々な想像をして楽しめる映画だとも言えます。

サイドバイサイド 原作

伊藤ちひろさんが原作脚本原案を担当しています。
監督として、ひとりぼっちじゃないに続き2作目になります。
以前ナラタージュの作品で一緒になった坂口健太郎さんを、可能性があって面白い役者さんだと思い、この方を主人公に撮りたかったということです。監督として初めての脚本を書いたのがこの映画でした。

伊藤ちひろさんの小説サイドバイサイドは、映画の10年後の物語。美々を中心に描かれていきます。もしかしたら、サイドバイサイドの意味がわからなかった人でもこれを読めば、未山の想いや深みを楽しめるのではないでしょうか。

サイドバイサイド 誰の子供

莉子の子供の父親は誰なのか。未山だと思われましたが、未山自身が否定しています。それは本当に違うのでしょうか。暴力振るう父親のようになりたくないのか。それが理由で莉子から離れていったのか。答えはわからずじまいですが、未山が父親だと思う人は未山自身が否定されていても多いです。10年後のサイドバイサイドの小説では莉子が産んだ子供には未山の名前の一文字が入っていると言う事で、父親の可能性もありそうです。

サイドバイサイド 意味不明

この映画は意味不明といった感想が多数あります。
予告を見て来た人は、ホラー系だと思っていたら、想像と違って意味がわからなかった。
起承転結を求めていた人は、何もわからなかったという感想も多いです。
一方で自然がきれいで静かな描写が多く、映画の雰囲気を楽しむ方からの評価はいいです。特に対比的なものや映像美に気を使っていることがわかります。
自分で考察するのが好きな人からも評価が分かれる所。なぜなら過去と向き合うと言いながらも、未山の過去がそこまではっきりと描かれてないからです。未山だけではなく人物の背景があまりにわからず、
考えるヒントが少なすぎるという事が、意味不明だということにつながるのだと思います。
この映画はマジックリアリズム映画と言われていますが、マジックリアリズムとは
「非日常を日常的に描く表現方法」日常を生きている人々が普段感じ取れない世界なので中々その感覚を掴み取るのは難しいのかもしれません。

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