映画『ディアファミリー』は、大泉洋が主演を務める感動のヒューマンドラマです。この作品は、実話に基づいており、家族の絆や企業の再生をテーマに描かれています。主演の大泉洋が演じる主人公の奮闘と成長、そして彼を取り巻くキャラクターたちのドラマティックな物語が見どころです。本記事では、『ディアファミリー』の原作やあらすじ、映画の結末について詳しく紹介します。さらに、金城、娘、会社などの重要なキーワードに焦点を当て、映画の魅力を徹底解説します。感動の物語を通じて、家族や仲間との絆を再確認しませんか？
映画ディアファミリー ：実話
ディアーファミリーと言う映画は、前向きに希望に満ちた家族の愛に溢れた物語。そして、ある家族が生み出した医療器具が今でも多くの人を救い続けているという実話でもあります。死に向かって行くと言う悲しさではなく、家族が一緒の目標に向かって進んでいくという所。
その想いが人を救っていく姿を見ていただきたいと月川監督は話しています。心臓疾患の娘からすべての人のために。知れば知るほど驚かされる話で、実話だからこその家族や佳美さんの心情を読み取って、生き方について考えさせられる映画です。原作の方も言っていましたが作品にするには長い年月がかかり、その中で多くの人々が動いてくれました。何年かけても多くの人々が映像に残したかった愛に溢れた実話とは‥
ディアファミリー：大泉洋
佳美さんの父親の宣政さん役を演じるのは大泉洋さんです。大泉洋さんは娘さんがいて、娘の辛い出来事が起こる内容の仕事は避けて通っていたそうです。ただ、この作品は娘が亡くなっても悲しい話ではない。希望がある前向きな映画だと知り、自分がやるべき作品だと思ったそう。
大泉洋さんは現場ではあえて明るくして菅野美穂さんとともにムードメーカーになっている様子ですが、娘との重要な場面の撮影では、監督とどうしたらいいのか様々なディスカッションをして一つ一つを大切に演技に望んでいるといいます。常にイベントでは、悲しい物語ではなく、前向きになれる作品だと言っています。
この作品に出会えて、与えられた時間を生きなきゃいけない。考えている暇はなく、すぐ行動すること。そして親とは何か。娘には与えられた命を燃やし尽くしてほしい。そして、次に繋げるために、後世に伝えるために自分がすべき事を感じたそうで、大泉洋さんの気持ちにも大きく変化があった作品だと言えます。
ディアファミリー：実話 結末
1989年初めて国産IABPバルーンカテーテルを世に出すことになりました。よしみさんは入院しても病室にパソコン持っていき、ラベルつくったり会社を手伝い、10本うれたら、10人助かったと喜んでいました。そして、佳美さんは1500本のカテーテルが世に出たのを見届けて1991年23歳の若さで亡くなります。
その後バルーンカテーテルは世界にも広まり、17万人以上の人の命を救っています。映画レビューや、イベント動画なコメントには家族が救われたという言葉も沢山ありました。息子がこのカテーテルで救われたという手紙を菅野美穂さんが読む場面もありました。宣政さんは娘と約束したことを果たしています。
ディアファミリー：実話 金城
筒井家の母親の陽子さんと三姉妹はいずれも名古屋の金城学院出身です。映画では違いますが、制服は金城のものに似せてあるようです。金城学院ではディアーファミリーのイベントや試写会も行われました。
ディアファミリー：実話 会社
筒井さんの会社は40年前はビニール加工の会社（東海高分子化学）でした。娘の人工心臓の研究の為、1981年東海メディカルプロダクツ設立。今ではカテーテル製造会社で、バルーンカテーテルの他にも脳の血管に入れて使うものや用など様々なカテーテルを製造しています。
一人でも多くの命を救おうと言うのが会社の理念で、4つの限りないと言う事をモットーにしています。限りない好奇心、情熱、限りない努力をすると限りないネットワークが生まれると言う理念です。2013年長女奈美さんの婿の康弘さんが社長を引き継いでいます。
ディアファミリー：実話 娘
筒井家は三姉妹で長女の奈美さんは、しっかり物で頼りがいがある繊細な女性。三女の寿美さんは、ずっと佳美さんに甘えていて、マイペース。おちゃらけてしまうが、末っ子ながら家族の手助けになる事を探して手助けしている存在。次女の佳美さんは、病気を患っていてもいつも前向きで太陽みたいな女性。
地元のテレビでは映画について長女の奈美さんは、当初の気持ちが繋がっている事が嬉しい。三女の寿美さんは佳美ちゃんがまた喜んでいるだろうなと、話していました。佳美さんにいつも甘えていた三女の寿美さんは、映画公開後大泉洋さんに、ずっと自分の中で佳美さんの死を閉じていたといいます。やっと向き合えるようになったと心境を話していました。
ディアファミリー：春日井
春日井市は、愛知県名古屋市の北部と小牧市に隣接した人口約31万人の住環境に恵まれた住宅都市で、どこへ行くにも便利な場所です。東海メディカルプロダクツの本社がある場所でもあり、筒井家のある場所。春日井市での撮影もありました。
ディアファミリー：原作
この物語は 『アトムの心臓「ディアーファミリー」23年間の記録』というタイトルで、清武英利さんが原作されています。清武さんがこの物語を知ったのは、2001年3月で刊行まで23年かかりました。はじめは「幸せの新聞」という幸せの物語を集めた話を編集していたときでした。
山下昌一記者のこの記事を読んでいるうちに目頭が熱くなりしばらく見動きができなくなりました。
闇の部分記事ばかり書いていた清武氏は、こんな物語を発掘するために生きているかもしれないと思えたそうです。
そしてこの話を残したいと思いつつ、裏付けの難しさ、物語が純粋すぎて踏み込めない。佳美さんの短い青春と人間像をつかめなかったといいます。 筒井夫婦と接触する中で、2021年本にできる兆しが見えてきました。山下昌一さんや映像にしたくてもできなかったNHKのプロデューサーからのバトンを受けて本にようやくできたと言うことです。
本の中で、佳美さんの最期の描写や、あの子は自分が助からなくても救われる人がいる事を喜んでいるだろう。筒井さんはそう信じて今も製品の改良をされている。と言う言葉にはぐっと来ました。
ディアファミリー：筒井
映画では坪井家ですが、実話では筒井家で名前は皆さん映画と変わらず。父親宜政さん、母親陽子さん長女奈美さん 次女佳美さん、三女寿美さんです。
父親の宣政さんは、ここまでの行動力は凄いと言われますが、「自分の子供が手術では治らないと言われたら、なんとかしようと湧き上がると思うんです」と話していました。大泉さんが筒井さんと会った時に、精神的な強さを感じたといいます。
まずは動くという筒井さんの精神でありたいと言っていました。筒井宜政さんは2018年医療分野でものづくりに挑戦する企業を支援しようと私財を投じて基金を立ち上げました。娘の為からすべての人のためへのさらなる実現です。家族だけではなく周りのみんなを巻き込みながらも佳美さんとの夢を叶えてきた筒井さんは、その周りの人への恩返しをしているようにも見えるくらい今でも社会に貢献されています。
ディアファミリー：あらすじ
坪井さんはビニール加工のメーカーを営んでいました。そんな中で生まれた三姉妹。次女の佳美さんは先天性の心臓疾患。大事に温存すれば10年、20まで生きられないと9歳の頃に言われてしまいます。父親は必死で手術費をため治療出来る病院を探し回ります。7箇所も心臓が悪く、同時に直さないといけないので、当時の技術では日本でもアメリカでも無理だと言われました。諦めかけた時、妻の陽子が人工心臓の本を差し出し、「やってみる10年と何もしない10年あなたはどっちを選ぶ？」というのです。
妻の後押しもあり、為せば成るの精神で黒田教授の助けもあり人工心臓づくりをめざします。医師がやれないなら俺が作ればいい。医療知識ゼロから様々な所に行って学び人工心臓研究する会社を設立。黒田教授の手も借り猛勉強で、8年かけて動物実験にまで到達。そこまで8億を使いました。実用化にこぎつけるのには更に莫大な費用と時間が必要と黒田教授から現実を突きつけられます。人工心臓の開発は諦めざるを得ませんでした。
そんな中佳美さんの病状は悪くなり、人工心臓を使ったとしても完治は無理だと突きつけられます。
その事を佳美さんに父親が告げるのですが、佳美さんは今までの両親への感謝とともに、「私の命はもう治らない。その知識を苦しんでいる人たちに使って沢山の人を救ってほしい」というのです。父親と佳美の新しい夢ができました。佳美さんの夢に答える為に、父親は自分でできることを懸命に調べます。
そして目をつけたのは心臓の手術に使われるカテーテル。当時海外のものは日本人にサイズが合わず、全部輸入に頼っており、ステンレス製で先端で血管を破ってしまう事故が多発していました。
そこで富岡医師とともにあらたにめざしたのが、IABPバルーンカテーテルの製造でした。
人工心臓研究とビニール加工のそれまで培ってきたノウハウを活かして、国産バルーンカテーテルを世に出すことに成功。人工心臓を研究してから10年以上経っていたのです。佳美さんも会社の社員になり沢山の人を救っていました。人を救うという事を佳美さんはよろこんでいました。その後悲しみがありながらも、坪井さん家族は佳美さんの夢を、（約束を）叶え続けていくのです。
ディアファミリー：主題歌
Mrs.GREEN APPLEが歌う「Dear」が主題歌です。ディアーファミリーの映画の中でも何度も涙する中、エンドロールでこの曲が流れてきて、今までの坪井家の事を思い出し更に涙を誘うと言われています。前向な前奏に物語に寄り添った歌詞。大泉洋さんももう一度ディアーファミリーを見た位の曲。
悲しいことがあるけれども最後は希望に満ちて終わり、そこにDearがかかる事により、頑張ろうと背中を蹴られる位素晴らしい曲だと絶賛されています。菅野美穂さんも関係者試写会で感極まりすぎてノリノリだったそうです。この曲を作った大森元貴さんは、映画の実話が素晴らしすぎて、この映画を見た後に何をどう持ち帰ってどういう風に心に刻まれるだろうかという所が難しかったと言っています。
ディアファミリー：松村北斗
松村さん演じる富岡医師は、はじめは冷静に坪井さんを見ているが、坪井さんとともにカテーテルを開発していくという役。僕がこれをしなければ医師になった意味がないと教授にくってかかる言葉が印象的です。その場面の抑えた演技を大泉洋さんは自分にできない演技だと絶賛していました。
松村北斗さんは大泉洋さんの大ファンで家族で推しているそうです。趣味は大泉洋と公言されているそうで共演することに憧れを持っていた様子。共演した事でより尊敬できる方になったといいます。You Tubeに大泉洋さんを呼んで共演したり、二人の掛け合いが面白いと評判です。
