映画『ハンターキラー』は、スリリングな潜水艦アクションを描いた話題作です。本記事では、映画のキャストや彼らの演じたキャラクターの運命について詳しく解説し、さらにこの作品が実話に基づいているのか、使用された潜水艦のモデルについても掘り下げます。あらすじやネタバレ、そして原作との関係についても触れ、映画の魅力を余すところなく紹介します。深海で繰り広げられる緊張感あふれるストーリーに迫ります。
ハンターキラー キャスト 死亡
“キャスト 死亡”というタイトルに、好きな映画だったので俳優の誰かが亡くなったのかと思い調べてみました。
それはロシア側の原子力潜水艦コーニクの艦長・セルゲイ・アンドロポフ役という重要な役を演じられていた、ミカエル・ニクヴィストさんでした。スウェーデンのストックホルム出身で、アメリカに渡り1987年にデビューした後、テレビシリーズを足掛かりにその後は多くの映画作品にも出演しています。
この映画は2018年公開ですが、彼は2017年に肺がんによって56歳で亡くなっていて、彼の遺作の1つとなります。また、製作者側でも、ジョン・トンプソンという方が2018年に白血病で亡くなっています。彼が手掛けた作品には、ジェイソン・ステイサム出演の「バトルフロント」「メカニック:ワールドミッション」や、「エクスペンダブルズ」シリーズ、「ランボー 最後の戦場」など多くの作品があります。
ハンターキラー 実話
ロシアにおいてのクーデターやアメリカ政府内のやりとり、潜水艦の熟練艦長同士の人間味あふれる対峙など、実話を基にした作品なのでは?と思えるようなリアリティあふれる内容となっています。
しかし、この映画はドン・キースとジョージ・ウォレス氏によって描かれた小説がもとになっているので実話ではありません。しかし、ジョージ・ウォレスは米海軍潜水艦の元艦長との事なので、潜水艦内の現場の様子や戦い方などよりリアルな表現となっているのだと思います。
ハンターキラー ネタバレ
映画「ハンターキラー」は、アメリカの潜水艦「ハンターキラー」の艦長ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)が主人公です。北極圏でロシアの潜水艦が沈没し、その調査に向かったアメリカの潜水艦も謎の攻撃を受けます。グラス艦長は真相を探るため、さらなる調査を命じられます。
一方、地上ではロシア大統領がクーデターにより捕らえられ、第三次世界大戦の危機が迫ります。グラス艦長はロシア大統領の救出作戦に乗り出し、特殊部隊と連携して敵の基地に潜入します。彼らは戦闘を繰り広げながら、ロシア大統領を救出し、無事にアメリカの潜水艦に連れ帰ります。
最後には、潜水艦戦と地上戦の緊張が高まり、絶体絶命の危機を迎えますが、グラス艦長の勇敢な指揮と戦略によって事態は収束し、世界大戦の危機を回避します。映画は緊迫したアクションと戦略的な駆け引きを描き、観客を最後まで引き込む内容となっています。
ハンターキラー あらすじ
アメリカ海軍の潜水艦「ハンターキラー」の艦長ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)は、北極圏で沈没したロシアの潜水艦を調査するために派遣されます。調査の途中で、アメリカの潜水艦も謎の攻撃を受けます。グラス艦長は、これが単なる事故ではなく、背後に大きな陰謀があることを突き止めます。
一方、地上ではロシア大統領ザカリンがクーデターを起こした防衛大臣ドゥロフ(ミカエル・ニクヴィスト)によって捕らえられ、ロシアとアメリカの間に戦争の危機が迫っています。グラス艦長は、ロシア大統領を救出し、世界戦争を防ぐための極秘作戦を実行するよう命じられます。
特殊部隊のチームがロシア大統領を救出するためにドゥロフの基地に潜入し、困難な戦闘を繰り広げます。潜水艦「ハンターキラー」は地上の特殊部隊を支援しながら、敵の潜水艦や基地と激しい戦闘を行います。グラス艦長は、その卓越した指揮能力で危機を乗り越え、ロシア大統領を無事に救出します。
クライマックスでは、アメリカとロシアの潜水艦同士の一触即発の状況が描かれますが、グラス艦長の冷静な判断と大胆な戦略によって、第三次世界大戦の危機は回避されます。映画は、緊迫した戦闘シーンと戦略的な駆け引き、そしてリーダーシップの重要性を強調した内容となっています。
ハンターキラー 潜航せよ 面白い
ロシア内のクーデターとネイビーシールズの活躍、アメリカとロシアの潜水艦同士の駆け引きなど、盛りだくさんの内容で結構面白いと思っていたのですが、この映画の当時の興行収入としては公開初週末では5位止まりだった様です。
その点で考察するに、上記のようにちょっと着目点が分散気味だったのも要因ではなかったのかと思いました。私はこの作品も満足度の高い映画でしたが、あえて言うとすれば「レッド・オクトーバーを追え」のように、潜水艦同士のやりとりを中心に展開して行く方が良かったのかも・・。
ハンターキラー 潜水艦 モデル
まずはロシア側から見ていきます。最初に「アクラ型原子力潜水艦コーニク」が出てきますが、アクラ型とは、NATOが東側諸国/ロシアの原子力潜水艦に付けたコードネームです(他にもアルファ型・ヴィクター型など多数あります)。
実際のロシアのアクラ型潜水艦を調べてみると、K-284″アクラ”という艦名が見受けられます。他にも多様な艦名がありますが、どの艦がモデルとなったのか調べてみましたが具体的な事は分かりませんでした。ただこのアクラ型の能力の1つとして、最大潜航深度は600メートル・圧壊深度は900メートルだそうで、映画に”圧壊”のシーンは出てきませんでしたが、ある陰謀による潜水艦内部での爆発やその密閉空間である事の怖さをヒシヒシと感じさせられます。
ヴァージニア級原子力潜水艦アーカンソーについては、”ヴァージニア級”の前に”シーウルフ級”がソ連海軍のアクラ型などに対抗すべく開発されたものの、その高価な点からもっと定価を抑えたヴァージニア級へと移って行った経緯があります。なので、最大潜航深度は488mとの事なので、アクラ型よりは圧壊深度も浅いと想像されます。